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●●● 知遊サロン ●●●


No.57秋 「歴史的なプラハ」を作るー19世紀の文化遺産保全
概要
「プラハの歴史的中心」は、1992年にユネスコの世界遺産に登録されました。世界遺産としての価値を述べた、ユネスコによる「概略」には次のように述べられています。

 「プラハは、ヨーロッパで最も美しい街の一つである。歴史的中心は、中世都市計画を最高の形で表現している。それは大規模な都市開発や破壊を免れ、全体的にその輪郭、様式、空間構成を保っている。ゴシック期、バロック盛期、1900年以降のモダニズムなど、プラハの建築は、中央ヨーロッパ、いやおそらくヨーロッパ全体の建築の発展に影響を及ぼしたのである。」

 プラハは、その古さと時代の堆積の故に多くの人々の想像力を刺激して、「百塔の町」、「諸都市の母」、「建築の博物館」あるいは「魔術の都」などとも称されてきました。チェコの人々はこの町を「諸都市の母」とも呼びました。ユネスコの記述は、幾千回と繰り返されてきたプラハへの賞賛の一つに過ぎません。

 しかし、プラハの古さ、その歴史的佇まいは、19世紀に行われた非常に意識的なデザイン、文化遺産の「保全」政策に由来している、ということはしばしば忘れられています。プラハの都市空間はたしかに14世紀までの都市計画に条件づけられていますが、今日のような都市のシルエットが作られたのは19世紀のことでした。プラハ・ドイツ語文学に関心を持つ人なら、すぐにゲットーの「衛生化」を思い起こすでしょう。またルドルフィヌム、国民博物館、市公会堂といったチェコ国民社会の雄弁な表現を考える人もいるでしょう。

 ただし、ここで話題にしたいのは、プラハ城、カレル橋の二つの橋塔、火薬門、旧市街市庁舎といった中世に起源を持つ建物の「保全」と、そしてその「保全」のプロジェクトのほとんどすべてにかかわったヨゼフ・モッカーという人物です。「文化遺産の保全Denkmalpflege/Památkové péče」は、19世紀に生み出された概念、運動、制度です。そしてそれは今日まで大きな変貌を遂げてきました。講演では、モッカーを中心に、中央ヨーロッパにおける「文化財保全」が、どのように「歴史的なプラハ」を創造したのか、考えます。
講師
篠原 琢
東京外国語大学教授。専門はチェコを中心とする中央ヨーロッパの近・現代史。著書に『ハプスブルク帝国政治文化史』(共著、昭和堂など)。
日時
2017年10月21日(土)午後3時〜5時
場所
大阪大学会館内セミナー室
参加費
会員 1000円
一般 1200円
パーティ
午後5時30 分より、篠原先生を囲んでパーティーを行いますので、お気軽にご参加下さい。
チェコやスロバキアのビール・ワインと共に楽しい時間を過ごしましょう。
● 会場/大阪大学内 
● 会費/ 3,500 円
参加申込
2017年10月17日(火)までにお申し込み下さい。

info(@)kjcss.com *(@)を半角の@に変更して送信して下さい。
に下記事項を明記してメールを送信して下さい。

(1)お名前
(2)ご連絡先(当日連絡可能なメールアドレスまたは電話番号)
(3)知遊サロンNo.57秋に参加希望であること
(4)パーティに参加する・参加しない



No.56春
概要
「あの人達は何処へ?チェコ社会の観点からみた欧州難民危機」

現在のヨーロッパは、第二次世界大戦の終結以来最大の移民危機に直面しています。元々、内乱や民族浄化の状態に陥った地域から逃げ出した難民に何らかの形で支援を提供しようとする人道的な行為は、大勢のヨーロッパ人の日常生活に深刻な影響をもたらす政治・経済・社会・文化的な重大問題でした。チェコ社会とは、様々な移民の運命の糸を織り合わせたユニークな「織物」であると言っても決して過言ではない一方、移民の流入を根本的に否定するチェコ人が多い。ドイツ、イギリスや北欧各国と異なり、チェコで政治亡命者としての身分を目指す移民数はすこぶる少なくても、ゼマン大統領やトミオ・オカムラ氏などのポピュリスト政治家は警鐘を鳴らし、外国人警察局は難民を犯罪者として取り扱って拘置所に収容し、難民の姿をテレビでしか見なかった大勢のチェコ人は、幼い子や高齢者連れの難民家族に対する最低の支援を提供することを否定しています。移民の流入はチェコ社会に本当に悪い影響を与えるか、チェコで徐々に広がっている異文化に対する不信感や難民の恐怖などは何処から発生しているか、チェコ内務省の亡命者・移民政策の基本方針は一体どういうものか等々の問題についてお話します。
講師
ヤン・シーコラ
Jan S?kora:プラハ・カレル大学東アジア研究所副所長、日本研究学科長、大阪大学招聘教授。専門は近世、近・現代日本社会経済史・思想史及び現在日本社会諸問題。日本経済思想史や日本現代史についての研究業績を積む。本協会名誉会員。
日時
2017年3月18日(土)午後3時〜5時
場所
追手門学院大阪梅田サテライト

〒530-0012 大阪市北区芝田1丁目1番4号
阪急梅田ターミナルビル16 階
交通:阪急梅田駅直結 JR 大阪駅徒歩約2分
参加費
会員1,000円、一般1,200円
パーティ
午後5時30 分よりシ―コラ先生を囲んで、ささやかなパーティーを行います。どうぞお気軽にご参加下さい。

● 会場
レインボー 新阪急ホテル1階
● 会費/ 4,050 円
参加申込
2017年3月15日(水)までにお申し込み下さい。

info(@)kjcss.com *(@)を半角の@に変更して送信して下さい。
に下記事項を明記してメールを送信して下さい。

(1)お名前
(2)ご連絡先(当日連絡可能なメールアドレスまたは電話番号)
(3)知遊サロンNo.56春に参加希望であること
(4)パーティに参加する・参加しない



No.55秋 コメニウスと歩くチェコとスロヴァキア
概要
私がチェコとスロヴァキアに関心を持ったきっかけは、17世紀チェコの教育者であり、チェコ兄弟教団の牧師であったコメニウス(J.A.Comenius 1592−1670)を知ったことです。30年戦争に翻弄されながらも信念を貫いた彼の生涯は波乱万丈と言うべきものでした。その生き方に感動し、教育についての考え方に共鳴した私は、コメニウスについてさらに詳しく学びたいと思いました。そして関係の文献を読むことと並行して、コメニウスのすごした土地やゆかりの場所を訪ね、資料を集めていきました。その一端を『ブルタバ』107号でも紹介しましたが、今回はさらに多くの写真とエピソードをまじえてコメニウス研究の魅力についてお話したいと思います。
チェコとスロヴァキアにはコメニウスの住んでいた土地や関係の場所がたくさんあります。現在でもコメニウスの生きていた当時とほとんど変わらないと思われるような姿をとどめている所もあります。コメニウスはなぜそれらの場所に向かわざるをえなかったのでしょうか?彼の生涯には幾つもの謎や不明な点があります。実は生まれた場所でさえ複数の候補地があり、論争の火種が残っているほどなのです。
講師
井ノ口 淳三(いのくち じゅんぞう)
本協会副会長。追手門学院大学教授。1996年9月から97年8月までの1年間プラハ7区に滞在しました。
日時
2016年11月5 日(土)
場所
追手門学院大阪梅田サテライト

〒530-0012 大阪市北区芝田1丁目1番4号
阪急梅田ターミナルビル16 階
交通:阪急梅田駅直結 JR 大阪駅徒歩約2分
参加費



No.54春 ミラン・スラネッツ チェコ大使次席をお迎えして
概要
今回の知遊サロンでは、在日本チェコ共和国大使館のミラン・スラネッツ大使次席を講師にお迎えいたします。スラネッツ氏が、大相撲大阪場所の優勝力士にチェコ国友好杯授与のため来阪されるのを機に、ご講演をたま わり、また楽しく歓談させていただくことになりました。

【テーマ】カレル4世と現代のヨーロッパ事情

今年は、カレル4世の生誕700周年にあたりますので、カレル橋、カレル大学にその名をとどめ、神聖ローマ帝国皇帝であり、またチェコの最も偉大な王であるカレル4世について、そして現在のヨーロッパが直面している課題について、写真などビジュアル資料も見ながら、お話し下さいます。

皆さま、どうぞお気軽にご参加下さい。
講師
ミラン・スラネッツ(Milan Slanec)大使次席
1958 年生まれ。プラハ工科大学で経済学を修める。省庁勤務、民間勤務を経て2003 年からチェコ外務省所属。カナダ駐在、エジプト駐在などののち2015 年から在日本チェコ共和国大使次席。
日時
2016年3月26 日(土)午後3時〜5時
場所
追手門学院大阪梅田サテライト

〒530-0012 大阪市北区芝田1丁目1番4号
阪急梅田ターミナルビル16 階
交通:阪急梅田駅直結 JR 大阪駅徒歩約2分
参加費
無料
パーティ
午後5時30 分よりスラネッツ大使次席を囲んで、ささやかなパーティーを 行います。どうぞお気軽にご参加下さい。

● 会場/パパミラノ(Papa Milano)
阪急グランドビル27 階
TEL.06-6315-9205
● 会費/ 4,000 円
参加申込
2016年3月21日(月)までにお申し込み下さい。

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に下記事項を明記してメールを送信して下さい。

(1)お名前
(2)ご連絡先(当日連絡可能なメールアドレスまたは電話番号)
(3)知遊サロンNo.54春に参加希望であること
(4)パーティに参加する・参加しない



No.53秋 講演:民族自然権―ナショナリズムから読み解くスロヴァキア
概要
 今日の「スロヴァキア」は、数々の国制上の変化を経て現在に至っています。この領域概念が構築されたのは、この地域がハプスブルク帝国領内・ハンガリー王国北部にあった19 世紀半ばです。当時、スロヴァキアはいかなる行政単位としてもいまだ認められていませんでした。しかし、第一次世界大戦後、この地域はチェコスロヴァキア共和国の一部として独立し、1939 年には(ナチスの傀儡国でしたが)スロヴァキア共和国として独立を果たします。第二次世界大戦後に再度チェコスロヴァキアに復帰し、1948 年に共産化しました。そして1993 年、チェコスロヴァキアの連邦解体とともに再度 スロヴァキア共和国として独立、さらに紆余曲折の末、2004 年5 月にEU 加盟を果たすという、複雑な経緯を辿り今日に至っています。
 現代のこの「スロヴァキア」および「スロヴァキア民族/ 国民」と直接関わるような国制上の再編がスロヴァキア系知識人の手で初めて企図されたのが、上記の19 世紀半ばでした。そしてその再編は、福音派知識人リュドヴィート・シトゥール(?udov?t ?t?r)がハンガリー王国の存在を前提としながら1845-46 年に構築した「民族自然権」 原理に端を発していたのです。本講演は、以後の東欧におけるナショナリズムの発展、とりわけ第一次世界大戦期の民族自決権の淵源ともなった、シトゥールの民族自然権原理を紹介し、その歴史的意味を考察します。
講師
中澤 達哉(東海大学文学部准教授)
日時
2015 年10月24 日(土)午後3時〜5時
場所
追手門学院大阪梅田サテライト

〒530-0012 大阪市北区芝田1丁目1番4号
阪急梅田ターミナルビル16 階
交通:阪急梅田駅直結 JR 大阪駅徒歩約2分
参加費
会員/ 1,000 円 
一般/ 1,200 円
パーティ
午後5時30 分より中澤先生を囲んで、ささやかなパーティーを 行います。どうぞお気軽にご参加下さい。

● 会場/パパミラノ(Papa Milano)
阪急グランドビル27 階
TEL.06-6315-9205
● 会費/ 4,000 円(飲み放題つき)
参加申込
2015年10月20日(火)までにお申し込み下さい。

info(@)kjcss.com *(@)を半角の@に変更して送信して下さい。
に下記事項を明記してメールを送信して下さい。

(1)お名前
(2)ご連絡先(当日連絡可能なメールアドレスまたは電話番号)
(3)知遊サロンNo.53秋に参加希望であること
(4)パーティに参加する・参加しない



No.52 講演:「人類最後の日々」とコメンスキー学校
概要
 今からちょうど100 年前の今頃、のちに第一次世界大戦と呼ばれることになる戦争はようやくその全貌を明らかにしようとしていました。戦争は長期化し、身近な人が出征し、物の値段が上がったり、 手に入りにくくなったりして、人々の生活も様々な制約が課せられるようになっていました。そんな戦時下の社会を当時のオーストリアの作家カール・クラウスは戯曲『人類最後の日々』で的確に描い ています。そこでは子どもたちの生活も戦争と無縁ではありませんでした。
 1880 年代からウィーンのチェコ系の人たちは、自分たちの子どもたちにチェコ語と故郷の歴史を忘れることがないように、また同時にウィーンでしっかり生きていけるだけのドイツ語能力を身に着 けさせることを願って、チェコ語で授業をする学校を設立し、運営してきました。コメンスキー学校と呼ばれたこの学校は、民族語による教育を保障したオーストリアの人権に関する基本法第19 条と ドイツ的性格の強いウィーンの狭間にあって、一定の制約を受けながらも順調に子どもたちの教育を進めていました。
 「人類最後の日々」としての第一次世界大戦は、その教育活動にもう一つ制約を課すことになりますが、それでもコメンスキー学校は地道に子どもたちを育てることに取り組んでいきました。ここではコメンスキー学校の日々を描きながら「人類最後の日々」を再考してみたいと思います。
講師
大津留 厚(神戸大学大学院人文学研究科教授)
日時
2015 年4月18 日(土)午後3時〜5時
場所
追手門学院大阪梅田サテライト

〒530-0012 大阪市北区芝田1丁目1番4号
阪急梅田ターミナルビル16 階
交通:阪急梅田駅直結 JR 大阪駅徒歩約2分
参加費
会員/ 1,000 円 
一般/ 1,200 円
パーティ
午後5時30 分より大津留先生を囲んで、ささやかなパーティーを 行います。どうぞお気軽にご参加下さい。

● 会場/ジャファンス(Jafance、フレンチビストロ)
大阪市北区芝田1-1-27 サセ梅田ビル
TEL.06-6372-7667  ※新阪急ホテルの西隣
● 会費/ 4,000 円
参加申込
info(@)kjcss.com *(@)を半角の@に変更して送信して下さい。
に下記事項を明記してメールを送信して下さい。

(1)お名前
(2)ご連絡先(当日連絡可能なメールアドレスまたは電話番号)
(3)知遊サロンNo.52に参加希望であること
(4)パーティに参加する・参加しない

会員の方は「ブルタバ」No.104に同封の葉書でもお申込みいただけます。



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